ハイブリッド浄化工法

土壌洗浄工法と安定化処理工法の併用による高度な土壌浄化技術です。

汚染土壌中の重金属類

ハイブリッド浄化工法では、洗浄土壌にシーリングソイルパウダーや粒度調整材を混合し、安定化処理を行います。
土壌洗浄工法と安定化処理工法を組み合わせることによって相互を補完し、重金属の含有量と溶出量の量基準をクリアし、将来にわたって安心です。

洗浄土(砂礫土)

洗浄後の土壌にも、土粒子結晶構造内部に重金属類が含まれており、地中の環境条件が変化する事により、この重金属類が溶出量基準を超えて溶出してくる場合があります。
洗浄土は、シルト・粘土分を失い土壌本来の機能が低下しているため、再汚染やもらい汚染の抵抗力が低下しています。

そこで、洗浄土にシーリングソイルパウダーや粒度調整材を混合することにより、土壌本来の機能を回復し、pH緩衝作用や栄養塩・重金属類の吸着・保持など、土壌の重要な機能を回復し、多様な生物の生育や将来の再汚染防止を実現します。

■洗浄土(砂礫土)

・保水力・保肥力が低下

・植物が生育し難い

・土壌としての緩衝作用の低下(pH等の変化に弱い)

・低含有重金属類の溶出可能性

・もらい汚染・再汚染に対する抵抗力の低下

■土壌

・土壌 ・保水力・保肥力がある

・植物が生育する

・土壌としての緩衝作用がある(pH等の変化に強い)

・低含有重金属類の安定化が可能

・もらい汚染・再汚染に対する抵抗力がある

もらい汚染と再汚染

浄化した土地は、土壌としての機能が低下しており、もらい汚染や再汚染のリスクがあります。

シーリングソイルパウダーまたは粒度調整材を使用すると、浄化した土の土壌機能が回復します。
それに伴いバリア効果が働き、 もらい汚染や再汚染のリスクが大幅に減少します。

ハイブリッド浄化工法紹介動画

ハイブリッド浄化工法の概要を動画でご紹介します。ぜひご覧ください。

ハイブリッド浄化工法についての詳しい内容はシーリングソイル協会Webサイトをご覧ください。